知床で熊と格闘した男の話

台風の直前にフェリー乗り場付近で釣りをしていた私に…「釣れますか?」と話かけてきた男がいた。



「今はサビキでサバ、チカ夜はマメイカが釣れてるようですよ。私はヒラメを狙っていますが…当たりすらありませんわ」と答えた。



男は島根県に帰る予定だが、台風の影響でフェリーが欠航し、足止めをくらっているとの事でした。


その時はそれで別れ、私は小一時間ランガンし、当たりもなく朝マズメも終わり、釣りを止め駐車場に戻ると、偶然、先ほどの男がいて隣で荷物を整理しているようだった。




島根ナンバーのボロのこきたない(笑)ワンボックスの軽自動車に荷物がところ狭しと積まれていた。釣り竿が見えたので、同じ匂いがプンプンしたので、話かけてみた。



今年で五年目になるが、毎年8月の末から10月の中ほどまで、知床付近に車中泊ながら、カラフト鱒と鮭を狙って旅をしているとの事であった。


島根では大きくないが、釣り舟も持って前浜で飽きるだけ、釣りをしているらしい。


マダイ、ブリ、カンパチ、ヒラメ他多数色々釣れるらしいが、鮭、鱒は釣れないとの事。
北海道の雄大な景色、ロケーション、大群の鮭、鱒そして熊??えっ!そうなの??あの熊、熊、熊にはまったらしいのだ♪まじか?(笑) 実はこの男、話を聞くと空手、剣道の有段者であり、熊と格闘して熊に勝つのが目的のひとつらしい(驚) 熊を見ると、血が騒ぎ一対一で格闘したくなるらしいのだ…世の中にはいろんな人がいるもんだね…(謎)



そしてその男は、こないだ遂に熊と格闘したらしいのだ! 男は車中泊と自炊を基本にしているらしく、知床ではガヤやコマイ。ヤマメやオショロコを現地調達!


とある日、沢へ釣りに行き、なまら獣臭がして後ろを向いたら、 初戦の 相手にはお手頃サイズの熊が 仁王立ちしていたとの事。叩かれる前に熊のフトコロに入り、喉の急所をナイフでグサリ‼仕留めたらしい。ヤルネ‼



足をもぎ、手をもぎ、皮を剥ぎ、解体していると、ササ藪がガサガサと …今度は なまらデカイ影が見えたので、これはヤバイと思い、足一本持って辛うじて逃げてきたとのこと事でした。
その熊の足を乾燥させて大事に持っているらしく、見せてもらったが、なまら臭かった。オス鹿の立派な角も片方だけ持っていた。ワイルドだね〜♪


男は60ぐらい、やはり体はしっかりしていて、手はなまらデカイ‼鮭に例えると体高のある鼻曲がりのヌメリがでた、白子の先汁出したcブナぐらいかな(笑)ごめんなさい。 そんな、ワイルドな釣り人に出会い、いろんな人いるなぁ〜とつくづく思った。


私は鮭にはまった時期はあったが、喧嘩したくないので、止めてます。逆ギレは怖いよね〜😨


それよりも、デカイ、綺麗なマダイを一度いいから、釣って、叫びたい!
フィッシュ‼on♪
刺身食いてぇ〜♪